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プリンセスを護衛

第22章 美憂の受験

もちろん「どっかの誰かさん」からだった。


「どっかの誰かさん」こと優馬は俊や大地と言った男子組で喫茶店で話していた。
優馬と俊はコーヒー、大地は紅茶をすすっていた。

「美憂ちゃん、今日だよな。入試日。」

大地が聞いてきた。

「そう。」

「どこの学部って?」

今度は俊だ。

「人文学部って言ってた。」

優馬が答えると大地が

「僕と一緒か。」

と呟いた。

「ところで大地、泉さんは?」

俊が唐突に聞いた。

「ああ、姉さんはバイト。成瀬さん、優は?」

大地が聞き返す。

「優?買い物とか言ってた。」

みんなバラバラな入試日だった。

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