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プリンセスを護衛

第23章 運命の合格発表

「あった…、あったぁ。」

美憂は嬉しさ共に安堵の息を吐いた。

「よかった…。」

そういった途端、涙がこぼれた。
嬉しくて泣いたの何年ぶりだっただろうか?
美憂にとっては初めてだったのかも知れない。
涙の痕を残しながら家へ向かっていると通りがかった喫茶店から優馬が飛び出してきた。

「ミュウ…落ちたのか?」

「はあっ!何ですって!」

「だって涙の痕…」

「ああ、コレ?嬉し涙ってやつ」

「じゃあ…」

「受かったよ!」

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