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プリンセスを護衛

第8章 3号館の学部

優馬と大地は3号館の前で話していた。

「なぜ3号館前の銅像に紙を貼ったか不思議に思ったということ?」

「そう。だからずっと考えてたんだ。」

「ふーん。」

優馬は大地に自分が不思議に思ったことを話していた。
不意に思い出したように大地が言った。

「優馬さんは知ってます?」

「ん?」

「幽霊の噂。」

「知らないな。2号館の絵の噂なら知ってる。あと本館のトイレだっけ?」

「3号館も出るそうですよ。」

「まさかっ!」

「本当ですよ。今回の件も幽霊が。」

「ありえないな…。」

優馬はクールだった。

「人がしたに決まっているだろう。幽霊がペンもって字なんて書ける訳ないし。」

「それもそうか。」

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