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衣装は美憂が用意してきた。
両手一杯に紙袋を下げた美憂を見て８人は目を丸くした。

「みんな、ブラウスかＹシャツって持ってる？」

美憂に聞かれ首を傾げつつみんなこくんと頷いた。
優馬は紙袋の中を覗き、あっと声を上げた。
紺のブレザーと黒のズボンが入っていた。
確か、どっかの高校で見た制服だった。

「これって？」

「近くの制服を売ってるとこで買って来たの。」

「…怪しまれなかった？」

優馬の問いに対して美憂は舌を出して可愛らしく笑った。