無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

泉は悪役男子が赤色ならばと赤色チェックのミニスカートに赤のクラウンのリボンを選んだ。
美憂はグリーンのチェックのスカートに同色のレジメンタルリボン。
そして優はグレーと赤のレジメンタルリボンに同色のスカートとなった。
それを見た圭太が言った。

「優さんが若干地味な気もしますが、控えめなヒロインならそっちの方が良いかもしれませんね。」

演技の練習は順調だった。
何より優馬の目つきが良かった。
だがもちろん、ＮＧはある。
優と二人の演技をしていたときのことだった。
演出の一つでパッと周りを睨むシーンがあった。
優馬が目つきをいきなり鋭くしたものだから目の前に居た優は驚いて後ずさりした。

「きゃあっ！」