テキストサイズ

プリンセスを護衛

第53章 番外編 学校革命

次に話題は圭太のことについてだった。
俊や優、美憂の話を黙って優馬は聞いていたが話が終わっても優馬は黙っていた。
そして数秒の後、優馬は首を横に振った。

「話は分かるよ。僕を心配してくれてるんだろう。でもね、付き合う友人くらいは自分で決めたい。これで部活に入るなって言うんならそれでも構わない。」

俊は少し笑って首を振った。

「これで入るななんて言わないよ。今は少しでも仲間が欲しいんだ。君が気を付けてくれれば大丈夫だから。」

優馬は俯いていた顔をパッと上げ嬉しそうに笑った。
黒縁メガネの冴えない男子生徒かと思っていたが笑顔はとても良い顔だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ