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プリンセスを護衛

第57章 優馬の危機

「ミュウ、怪我ないか?怪我してたら外来で手続きしてくるけど。」

「ううん、大丈夫。ありがとう、優馬。」

美憂が珍しくお礼を言う。
優馬は美憂に笑いかけた。

その時だった。

いきなり優馬がその場に倒れ込んだ。

「優馬?ねえ、優馬!」

美憂は優馬の包帯に手を当てて気付いた。
手には血がべったりついていた。
さっき蹴られた時、塞がりかけてた傷口がまた開いたのだろう。

「優馬!優馬ったら!」

美憂は泣きながら優馬を揺さぶった。

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