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プリンセスを護衛

第60章 圭太と犯人

「千葉さん、」

看護婦が病室の入り口に立っていた。

「花束、渡すように言われたので。」

差し出された花束を受け取り、優馬は首を傾げた。

「誰からですか?」

「それが名前をおっしゃらなくて。ただ、花束を千葉さんに渡すようにと。」

看護婦が出て行くと優馬は花束を見て言った。

「スノードロップとアザミだね。本当に誰からだろう?」

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