テキストサイズ

プリンセスを護衛

第61章 2年生の物語

大地が壁にもたれ掛かり座り込んだ。
窓からは日の光が差し込んでいた。
突然、光が遮られ、影が差した。
驚いて顔を上げた。
影で顔が分からないが、優や美憂ではない。
男だ。
しかし、明希のようにほっそりしてないし、大樹ほど大柄でもなさそうだ。

大地はスッと立ち上がった。
星川だった。

「君、優さんと一緒にいたよね。確か名前は…えーっと」

「香川大地だ。何か用か?」

「香川…大地くん…か。君に頼みがあるんだけど。」

「???」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ