テキストサイズ

プリンセスを護衛

第61章 2年生の物語

星川と別れた大地はその足で大樹ではなく、明希の所へ向かった。
なんとなく何処に居るか予想はついていた。
大地は音楽室のドアを開けた。

「水原、居るんだろ?」

大地の声にドアに背を向け、ギターを演奏してた人物はピタリと演奏を止め、振り向いた。

「香川…」

「大事な話しがあるんだ。」

「言っとくけど水野のことを放っておこうとは…」

「水野のことではあるけど、そのことじゃなくて、」

「は?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ