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プリンセスを護衛

第61章 2年生の物語

「水野くんの様子が変わったのは2日目の朝。1日目は普段通りだった。つまり、1日目の夜から2日目の朝の間に何か起こったんだよね。」 

大樹は目を伏せた。
優馬は続けた。

「俊也さんから聞いたらしいよ。1日目の深夜、危うくバイクに…バイクに轢かれそうになったって…」

優馬はつっかえながら言った。
自分が事故ったことを思い出し、目を伏せる。

「あのバイク、まさか!」

「車種、色、プレートナンバー、全部一緒さ。」

明希の言葉に大樹が静かに言った。

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