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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

繁華街から逃げ、近くの観光案内所に飛び込んだ2人は息を吐き出した。

「ゴメンね、美憂ちゃん。一緒に行くべきだったの、気付かなかった。」

大地は自販機で美憂にミルクティーを買ってくれた。

「はい。ミルクティー、好きかな?」

「あ、はい。ありがとうございます。」

美憂がいつも飲んでるものと違う会社のものだった。
缶を開けて、一口飲んだ美憂は思わず呟いた。

「おいしい…。」

大地が軽くウィンクして言った。

「だろ?俺のイチオシ!」

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