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プリンセスを護衛

第65章 美憂のわがまま

「…優馬、もう行こう?」

相手がなんか罠を仕掛けてたら怖いし、もう1限目も半分終わってる。
遅れてでも出席すべきなのは優馬も俊も分かってる。
俊の言いたいことが分かった優馬は男子学生を見据えて言った。

「ミュウには今後、近づくな。分かったな?」

優馬が去り際に言った。
その時だった。
周りを囲まれた。

「…前の奴らか。懲りないね。」

優馬が低い声で言う。

「なあ、優馬はコイツらほとんど1人でやっつけたんだよな。」

「ああ。少しだけミュウに助けられたけど。」

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