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プリンセスを護衛

第65章 美憂のわがまま

城戸俊也だった。

「俊也?どうして?」

「美憂ちゃんから話聞いてね。でも、この後、予定があるから手短に。」

俊也は男子生徒が見えてないかのようにサラリと言う。
顔色も表情も変えない。

「誰だ?」

「優馬さんと俊さんの後輩だ。城戸俊也。」

取り巻きの一部が若干、怯えた表情になる。
俊也は目ざとくその取り巻きの表情を見て笑う。

「俺のこと、知ってるか?そうだよな。金髪のワルって短大で有名だったもんな。」

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