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プリンセスを護衛

第12章 長編 夏のキャンプは危険

そう言って年配の刑事が写真を出してきた。
そこには笑顔でピースしている美亜と愛海が写っていた。


翌日

「帰るよー。」

泉が声かけた。
俊はずっと森の方を眺めている。

「成瀬、帰ろう。」

優馬が声をかけた。

「うん…。」

「夢だと思って忘れよう。」

「でも…」

「スッキリしないのは分かるけどな。」

「優馬ー、早く!」

美憂が呼ぶ。

「今、行く。」

「成瀬さんも!」

大地が呼ぶ。

「あ、ああ。」

そうは言ったものの釈然としない成瀬だった。
しかし、山道を降りている時、不意に叫んだ。

「あ。」

「?」

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