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プリンセスを護衛

第66章 どこか遠くへ

「確か、優馬の実家は…」

「愛媛。」

優馬は続けて言う。 

「近いのは香川、広島、岡山かな?」

「じゃあ、香川なんてどうかな?」

不意の声に驚いて振り向く。
香川泉がニッコリ笑っていた。

「テレビの宣伝で見たんだけど香川のレオマワールドはイルミネーションが最高に綺麗らしいよ。美憂ちゃんや優ちゃんが喜びそうよね。」

「レオマ…丸亀か。」

丸亀は高松より愛媛方面だ。
行くにしろ帰るにしろ通り道になるから優馬にとっては好都合である。

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