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プリンセスを護衛

第13章 学園祭は大混乱

「学園祭ですって?」

「ああ。来ない?」

優馬は美憂に誘いを持ちかけた。護衛の仕事はボディーガードの他、外に連れ出すのも仕事のうちである。

「学園祭って楽しいの?」

「高校の文化祭のデカいバージョンみたいな?」

「…。楽しいの?それ。」

「何だよ。つまらなさそうな顔して。」

「だって、私、文化祭、嫌いなの。」

「え、ええっ!」

「びっくりすることでもないでしょ。あんなチャチで子供っぽいの。めんどくさいし。」

「今時の高校生にいるな。こんな奴。」

呆れかえった優馬は仕方なしに誘うのを断念した。

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