
はぴねすっ!!!?
第13章 もう一つの秘密
俺は、その日以来、茶道をしなくなった。あんなに好きだった茶道が、今は大嫌いなものとなった。
あの日、親父にも言われた。
「どちらか一方がこの家を継ぎ、どちらか一方はこの家をでろ。」
と。
なぁ、俺に出ていけってことだろ?そんで龍園寺家に行けっつってんだろ?わかってんだよ。なにも知らないのは秋だけなんだよ。
でも、秋は継げないといった。
なぁ、お前どーせ、夏にぃを殺したから俺にはその権利がないっておもってんだろ?だから継げないんだろう?
でもな、俺は、この家を継ぐ素質すらねぇんだよ。
