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はぴねすっ!!!?

第16章 ドキドキのあとは

浮き輪の上から見える直の髪がゆらゆら揺れる。


そして紐を結ぶたびにかすかにふれる直の手や


私の腰の位置に向けられてる視線とか



私からは見えない分余計にドキドキする。



絶対、顔真っ赤だ。



そして


ふにゃっと何かが太ももに触れたすぐあと


直が水中から顔を出した。


「ぷはーっ。ほら、ちゃんと結んどいたから大丈夫だろ。」



「あ、ああありがとう!た、助かりました。」


......


ん?なに?

じっと私の顔を見る直はまだいつものような猿みたいな直ではない。


「ど、どうしたの、?」


「......お前さ、




左の腰にある



傷痕





どうしたんだよ。」








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