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はぴねすっ!!!?

第37章 ピアノコンクール


「.....そうだな。いくか。」



「こんだけ絞められたんだから直ちゃんの演奏は意地でも聞いてやらなきゃね~。」




「はっ!直がホントにピアノ弾けんのかこの目で確かめてやる!」







無謀でも、やらなきゃ。








「こんばんは。ようこそ。



招待券の方を確認させていただいても?」





「これです。」





優さん.....なれてるぅー.....




私なんて硬直よ。




いや、私だけか。




「葉山さまとご友人の方ですね。



しっかりと確認させていただきました。




どうぞ。」





「ああ。」






そして入り口のドアを通り抜けた。








だ、だだだ第一関門突破!!




「お嬢さん、今晩は。この演奏のあと、食事でもいかがですか?」




こぉらぁーー!!!





口説いてる場合じゃないって!!!!



まだ、絞め足りんのか?!!





「こ、こら。晶!立ったまま寝るな!!」




小声で優さんが晶に注意してる。





って。ねてんのかぁーーーー!!!



「春、あれうまそうだよ?」

「ほんとだ!一つくらい、いいよな?」



いい加減キレるぞ?






しかし、そんなことはこのきらびやかな会場でできるわけがない。




「仕方ない。.....へっ!!あんなやつら無視して一人で手柄をたててやらぁ!!」




もう、江戸っ子だかなんだかわけわかんないけど、とりあえず幼稚園児たちはほっといて、楽屋を探す。









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