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玩具箱*R

第6章 らんこうぱーてぃー*

「ご主人…さま…っ、あ、あの新しいオンナは…っ、だっ誰です、かぁっ…!?」

私を見るなりその男の子は顔を真っ赤にして頬に涙を伝わせながら、ぶるぶる震え篠原の肩にしがみついた

「僕が一番って…、ぼ…ぼくは……」

篠原は小さな子供のように顔をぐじゅぐじゅにして泣き続ける男の子の頭を優しく撫でる

「ああ、お前が一番だと言った」

その言葉を聞くなりさっきまで泣いていたのが嘘のように、ぱああと表情を明るくさせ

「えへへ、ですよね、わかってます、僕もご主人さまが、一番、ですっ」

ぎゅううと篠原を抱きしめた

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