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心臓を捧げよ

第1章  ルール説明



幸い学校までの距離はそこまで遠くなかったから遅刻はしなかった


「ハァハァ…」


廊下で歩いていると
教室からいつもの声が聞こえる



ガラガラガラ…


俺が教室に入ると一斉に視線が集まる。

「…?どうした?」


すると拓也が俺の前にきてLINEの画面を見せた


「これ…」
「は?なんだよ…
…!?」


俺は一瞬目を疑った
拓也が見せてきたのは
昨夜俺にきたチェーンメールと
同じ内容だった


「これがさ、1-3皆に来ているんだ。
ガラケーの人にはメールがね。」

「他のクラスは?どうなんだ?」
「他のクラスはそういうのが全く無いんだ。もしかしたら他クラスの奴らのいたずらかもしれないんだ。」

「ははっ…だよな!てかこんなぶっ飛んだ話しありえるはずないって!」

「でも…本当なら…さ」


確かに…
こんなぶっ飛んだ話し
ありえないけど…

本当じゃないって
保証なんかどこにもない



「だよな…
俺、とりあえずエレベーター前に行ってみる。」



「じゃあ俺も行く!」「あたしも!」「僕も!」


あちこちから声があがった

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