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私とキミの恋愛事情

第2章 帰り道


「部活…疲れたぁ…」

そんな独り言をいいながら歩く、帰り道。
いつもは菜子と帰るんだけど今日は用事があるみたいで。
独り帰宅。

憂鬱な気分。
今日も沢山菜子の手伝いをした。
菜子が先生に頼まれたら光を呼んで、ものを一緒に運んであげて!
と言ったり。
光と菜子を話させるように一緒に近づいたり。
今日も沢山、手伝った。
そして沢山

「………傷ついた…」

独り言をまた言うと急に雨がポツッと降ってきた。

「う、嘘でしょ!?」

私は傘を持っていない為、走ることにした。


曲がり角。
私は走ってて誰がいるかなんて確認せずすぐに曲がった。

ドンッ

鈍い痛みが体中に走る。

「ったた…」

しりもちをついたらしい。
目をふとあけると目の前に手があった。

「…………掴まれよ」

この無愛想な声…
優しさ…
この手…

絶対…………


そう思い顔を上げた

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