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私とキミの恋愛事情

第10章 【俺】は。

*現在
あれから俺はコイツの言うことを守ってきた。
愛衣の為だけに。

「光くん。今日の夜、用事入れないでね?」
「は?………なんでだよ」
「んー。別に♪」

そのテンションからまた何か企んでいるんだろう。

「まぁ、光くん。これからもよろしくね?」

そいつは霊体のまま俺にキスしてくる

「…………あぁ」

俺はこの後何が起こるか知るはずもない
今夜のことも。
俺達の恋愛事情のことも。

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