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僕の恋愛歴

第1章 初めての恋愛と初体験

「もしもし、如何した?何かようか?」
少しそっけなく電話に出た。

「はん、あんたが、やっと早苗の事忘れて、順子とつき合い始めたから、ちょっと忠告しようと思って電話したのよ!」


珠美の言葉に血の気が引いた。背筋が寒くなる。

「お、お、お前!どうして、それを知って.......」

それ以上言葉がでない。

パニクった、マジにパニクった。

「ふっふっふっ、私には隠し事できないのよ」

これで、終わった。早苗にばれて、終わりだ、

「早苗の事忘れた訳じゃない........」

苦し紛れにそう言った。実のところ順子とつき合い出して、早苗の事を思い出す度に、心がチクチクしていた。

「良いんじゃない、お墨付きが有るんだし」

「お墨付き? 何だそれ?」

「早苗がくれた手紙よ、忘れたの」


あっ!そういえば、そんな物が有ったな。

「こんな事があろうかと、私が早苗に、書かせたのよ
感謝して欲しいわ」

電話の声が、勝ち誇って聞こえた。

「Take、あんた、もっと色々な事、経験するべきよ、
一生早苗と私だけで終わるつもり?いい男になれないよ。」

そこまで喋るとフーッと電話越しに珠美は溜息をついた。

「まさか順子とは思わなかったけど、あんたにしたら、見る目あるわ、上出来よ」

大きなお世話だ、自分は黙って聞いていた。

「ただ、一つだけ忠告、聞いてる?」

「何だよ」

「妊娠だけは絶対にダメよTake!」


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