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僕の恋愛歴

第1章 初めての恋愛と初体験

その日の内に自分と順子の事はクラスどころか、学年中に広まった、今思えば面倒臭いし、2人の事はほっといて欲しかったが、あの年代ならではのお節介だったと思う、いずれはバレただろうし、順子の友人達は順子が自分を他の子から取ったと思われたくなかったんだと思う。

昼休みには案の定、よそのクラスの子や、男友達が押し寄せてきた。

オロオロと半泣状態でコッチを見てる順子の前で、堂々といきさつを話して、自分が、告白した事を話した。

男友達の中には、なぜ自分が順子を選んだのか、解らんと言う子も居たが親友の邦彦やヒロキは

「Takeは渋い子を選んだね!順子は将来いい女になるぜ!」と言ってくれた。

堂々と話す。自分に安心したのか、順子の顔は照れながらも微笑んでいた。

その日から2人は堂々と手をつないで帰る様になった。

2人を取りまくこのイベントは3日後には落ち着き、2人は公認となる。

修学旅行まで、後一週間位の出来事だった。


修学旅行まで後3日、クラスでは、修学旅行に持つて行く荷物の検索と新幹線乗降練習があった。

荷物検索はともかく、新幹線乗降練習とは何かと言うと、我が校の修学旅行の行き先は京都と決まっており、
新幹線を使う、新幹線は乗降時間が短いので、時間内に素早く乗り込む練習が必要とされていた。

今思うと笑えるが、当日は結構マジでやってた(;´Д`A

校庭にホームと新幹線の実物大の線を引き、ストップオッチで測りながら乗降の練習をしていた。

そんな平和?な時代だった。

その日は他に授業も無く、半ドンだったので、順子から隣町の秋祭りに誘われた。

もちろんOKして、家に帰って着替えて順子を迎えに行った。

順子は浴衣姿だった、薄いピンクに白い花模様の浴衣に赤い鼻緒の下駄を履き、モジモジと恥ずかしそうに自分を見る。

可愛い思わず、見惚れてしまった。

背の低い順子は洋装より、和装の方が良く似合っていた。

「浴衣良く似合っててるよ」と言うと嬉しそうに微笑んだ。

近くのバス亭からバスに乗って30分程の所に神社があり、秋祭りが、開催されていた。

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