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幼馴染みは美少年

第26章 旅立ち

あの雑誌を読んでから覚悟はしていた。


遼一が手の届かない存在になるって事。


遼一の恋人には今の俺は相応しくないって事。


してたけど、やっぱり辛い。


でもそんな気持ちを俺は押し殺す。


「頑張れ、お前が何処にいても、何しても、俺は応援してっからさ」


「たっちゃん…ありがとう…我儘でごめん…」


「昔っからだから慣れっこさ」


そうだ…遼一は恋人じゃなくても俺の…俺の幼馴染みだ。


可愛い遼一だ。


そう、言い聞かせ背中を撫でた。




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