
この手を離さないで
第3章 第三章 日常
「…ぶっ!
あはは!!何それ(笑)」
唯花は腹を押さえながら爆笑しやがった
そんな笑うことないじゃん
「だから~煙草くれってねだられて
仕事先と名前教えてって言われたの」
ブゥッ!
唯花ったら今度は飲んでたお茶を口からぶちまけた(笑)
見てて飽きないヤツだなぁ
「ま、マジ?
ちょー羨ましいんですけど
で、どっちも教えちゃったの?」
「いや、仕事先は教える必要ないと思ったから名前だけ言っておいた」
「めっずらしー
渚が男に名前教えるなんて
どーゆー心境の変化なのよ」
そんなことを話してる間に賄いが出来上がったみたいで、テーブルの上に美味しそうなオムライスが置かれた
