テキストサイズ

この手を離さないで

第11章 第十一章 3年分の思い

しばらく、陽の事はそっとしておこう。

「俊、あたしこれから仕事なんだ。」

渚ちゃんが申し訳なさそうにしている。


「そっか。
今日はありがとな?ご飯旨かったよ。

…また、一緒に行こーな!」


「…うん。約束だよ!」

…。


「わかった(笑)。じゃ、仕事頑張れよ?」


「うん。それじゃ、また明日っ!」


渚ちゃんを見送り、俺はそこら辺にある椅子に腰掛けた。




…約束…かぁ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ