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この手を離さないで

第3章 第三章 日常


あれから10分ほど走って、やっと目的の場所に到着した



『ハァ、汗はんぱねぇ』

マジ汗だくだ。
早く中に入ろっ…。

そして俺はその建物の中にある一つの部屋に向かって足を進めた




ガラッ


扉を開けて中に入るとそこには、いつもと変わらない光景があった




『ごめん、今日来るの遅くなっちゃったな』



そう言いながら、俺よりも小さなその手を優しく包みこむ









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