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この手を離さないで

第5章 第五章 会いたい

渚side




土曜日のランチははっきり言って
地獄です(笑)


しっかり働かないと!
って思ってはいるものの、ささっきから私の頭の中ではヤツ…俊の声と顔が
リピートされ続けていた。





思い出す度、胸が苦しくなる。



「渚、大丈夫?」



胸を押さえていたら唯花が心配そうに聞いてきた。




「ううん。
大丈夫だよ。ごめん、心配かけて」




「でも、渚顔真っ赤だよ?
熱でもあるんじゃないの」




確かにさっきから顔が熱い。
でも、これは何か違うような気がするんだけどなー





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