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この手を離さないで

第5章 第五章 会いたい

陽が後輩というのは、あくまでも仕事上の話で、実は俺と陽は幼なじみだ。


陽は仕事でも、本名をそのまま使っている

お互い相手の事なら知らない事は無いって位仲が良い。





「彼女の様子は相変わらずなの?」



『ああ。
毎日、話掛けてはいるんだけどな…。』









「尚人…。
あれからもう3年経つんだな。


あんま無理するとお前までぶっ倒れるぞ。」



陽が俺の頭を小突く。




『俺は頑丈だから大丈夫。



てか、むしろそうなった方が楽なのかもしんねーな』








「何言ってんだよ
尚人らしくねーぞ?」



口ではそういいながら、
陽の目は真剣だった。



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