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優しくしないで

第11章 何もできない…一日


『剣…違う…



違うの………』



剣は…
苦しそうな目で私を見る…


「違わない!!!
太一は…怪我して落ち込んでる、おまえに!!!優しい言葉一つもかけなかった!!!
毎日愛を求める、静の愛に…答える様子もなかった!!!

なのに…影で、留美の復帰の手助けしたり


静を遠くから…優しい目で見つめる…


伝わらねーって…そんなんじゃ…」




違う…違う…





剣…太一は……




少なくとも…






私を…支えてくれていた…






私の…わがままを聞いていた…




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