テキストサイズ

優しくしないで

第6章 花火を…君と…



集合場所に


留美と剣の姿がなかった




混雑している入口で…

俺は、見えない不安と戦っていた




その隣で…
静は無邪気に笑う



かわいい…静…


素直な…静…





嫌いになれない…静…





でも…









「剣先輩、遅いっすよ〜」

春樹の声に目線だけ剣に向ける…







繋がれた、
剣と留美の手…











つい、




目線を外した!!!







留美…











その手は…

俺じゃなくても





いいのか?




ストーリーメニュー

TOPTOPへ