優しくしないで
第6章 花火を…君と…
プール内では、自然とカップルに別れて行動していた
春樹は普通科の女子二人に挟まれニヤニヤしながら、後輩キャラを活かしていた
「じゃあ、太一は静とラブラブしてこいや〜」
「剣!!!」
自ずと…剣は留美と行動するのだろう
すこし、剣を睨んでしまった…
剣は、そんな俺の首を腕でロックし小声でささやいた…
「太一…
静の事…よく考えろ!あいつだって馬鹿じゃないぞ?」
「剣…」
「…二人になって考えろ」
剣の意味深な発言に
静の事を考えるいい機会だと思った…
静の気持ち…
と…
俺の気持ち…
俺は…一年間…
逃げつづけていたから…