優しくしないで
第6章 花火を…君と…
留美と剣は…波の出るプールに向かった
『太一、流れるプールに行こう!』
静と共に流れるプールに入った
流れるプールは施設の上を一周するように流れる…
上から下の波の出るプールが見えた…
留美と剣が、波に揉まれて笑っていた…
『太一…最近、連絡くれないね』
「そうか?忙しかったから…」
『まだ…留美ちゃんを陸上に戻したいって…思ってる?』
…俺は、ここ一年間…
留美を陸上に復帰させるために動いていた…
怪我の事もあり、病院や顧問や大学…いろんな人に会い話しを聞いてきた…
「まあな…
本人には言ってないけど…あいつも、ウォーキングとかしてるし…諦めてはいないと思うんだ。」
『妬いちゃうな…
私も…怪我したら、太一は必死になってくれるかな?』
静はヘヘヘと…
寂しそうに笑った
「静は怪我…するなよ」
かわいい静の頭をポンポンと触った
浮輪をギュッと掴むと
静の胸は、ビキニのトップから上乳がプルンと盛り上がった
男性の目線を熱くさせる静の胸は無邪気に俺を誘う…
だが…
俺は、見て見ぬふりをした…