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小間物屋主人「あ、岡田さん
いつもご苦労様。
それで、今日が約束の日だから、これ。
大切な人に向き合って、きちんと渡すんだよ」

綺麗な小箱を受け取ると以蔵は嬉しそうに
店主に頭を下げる。

以蔵「ありがとうございます。」
最後、以蔵は言うが早いか、以蔵が振り向き走り出した。

小間物屋主人「いい事があるといいねぇ…」
主人は見えなくなった以蔵の背中に向かって呟いた


早く梢に見せたい気持ちと、
梢を少し驚かせたい様な不思議な気持ちを胸に
梢は以蔵に悟られないよう家に戻った