年下の彼に一目惚れをしました。
第3章 #3
売店へと向かう階段を降りていると
1年生の教室が見えた。
そして恋とは凄いものだ。
廊下で友達と話している羽柴くんを
発見したのだから。
でもちょっと様子がおかしい。
なんか騒ぎになって、
羽柴くんが友達の胸ぐらを掴んで…
あ、友達を殴っちゃった。
「…殴ったあっ!?」
私は今日二回も大きい声を出して
隣に居た千夏はビクッて驚いて、
羽柴くんと友達の回りは人だかりが
出来ていた。
「ちょ…千夏、待ってて」
私は羽柴くんの所に走りだし、
後ろから千夏が叫んでいたけど
私は人だかりを押し退けて、
羽柴くんの所に辿り着いた。