年下の彼に一目惚れをしました。
第5章 #5
羽柴くんはため息を吐いた私を
見て首を傾げる。
「別に」
「明日……ご……来て…」
「え?何?」
「だからっ!!明日の放課後、
俺が教えてあげるから図書室に
来て」
…。
なに、あれ。
凄い…可愛いかったんだけどっ///
羽柴くんは困り果てた顔をして
頬を赤くして私の目から目を反らしたり
目を合わせたりして言いたい事だけ
告げるとぷいっとそっぽを向く。
そんなに可愛いく見せられたら
私断れずにうんって言ってもう一回
だけ君に恋心を抱いていいのか
期待しちゃうよ?
「来い…よな」
顔を反らしたまま横目で照れながら
私を誘う君。
「ん…」
私はコクンと頷く。
二度目の一目惚れは君の困り果てた
頬を赤く染めた可愛い顔。
私はもう一度君に恋をする。