年下の彼に一目惚れをしました。
第5章 #5
呆然と立ち尽くし、千夏と相樂くんを
乗せた車は走りだし、姿が見えなく
なってしまった。
隣を見れば…ってあれ?
羽柴くんの姿が見当たらない。
「何してんの?行くよ?」
私の家路へと向かう道の方に
羽柴くんの姿。
彼は私が彼の隣に来るまで
待っていることに気付いて私は足早に
羽柴くんの隣まで行く。
羽柴くんは私が隣に来ると、
私の歩調に合わせて歩き出す。
こうゆう風に車道側を歩いて
歩調を合わせてくれる所はいいけど
口が…
私ははあ…とため息を吐く。
「なに?」