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ダーリンは12歳年下〜遠恋の果てに〜

第4章 2000年:深まる関係

『ゆうタンを大阪に向かわせるよ。』


チャットでの隆司と今日子の言葉だ。



え?ほんと?
ゆうタンが大阪に来るの?
あたしに会いに来てくれるの?


嬉しい気持ちと、なんだか恥ずかしい気持ちが入り乱れて、気を失いそう。


ゆうタンは東京でみんなに会った後、大阪に来てくれる事になったのです。
それも日帰りで!



『これから、新幹線で大阪にいくから。』

『うん、新大阪まで迎えにいくね。』

『わかった!到着したら電話する!』

『なんかドキドキしてきた!』

『俺も!』



やっと会える!
初めてゆうタンに会える。
実物のゆうタンってどんなだろ?


けど、実際のあたしを見てゆうタンはどう思うだろ?

17歳のゆうタンから見て29歳のあたしなんて、ただのおばさんにしか見えないかも。

いくらあたしが普段年齢よりもずっと若く見られても、やっぱり12歳も離れてるんだよ。


どうしよう…
嫌われちゃったりしないかな?



そう思っても、やっぱりゆうタンに会えるのが嬉しくて、あたしは支度をして新大阪に向かった。


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