テキストサイズ

永遠というウソ

第3章 進級……新クラス

ガラガラと音をたてながら
教室の扉を開いた

うゎ……。

私がたてた音なんて全く聴こえないくらい
教室はガヤガヤとしていた。

『おー!ゆり!』

声の主は、裕己斗だった。

『おー、裕己斗。久しぶり!』

小学校からずっと一緒の幼なじみ

高1の時はクラス違くて
話さなくなっちゃったけど…

『なんかお前、変わらず小動物みたいだな』

『裕己斗も変わらず、
細くてデカくてキリンみたいww』

私は小学校の時からずっと並ぶとき
前から数えた方が早かった。

ってか前から必ず1~3番だった、
おチビなんですよ…

んで、いつもこのデカイ裕己斗に
いじられるっていう……

『ってか俺ら席、斜めだよ!』

『いや、前後だよ!』

どうやら、
裕己斗は席を間違っていたようだww

『あ、マジ!?w』

『そーだよ、バカキリンwwww』

『キリンじゃねぇよww』

急いで間違えてた席から
自分の席へ戻ろうとする裕己斗。

『そこ、俺の席。ジャマ。』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ