
永遠というウソ
第3章 進級……新クラス
『ごめん。今どくから!』
なんで、あんな冷たい言い方するのかな。
ジャマ。って…
他に言い方あると思うけど…
『おう。』
裕己斗がどくと、すぐに荷物を置いて
ふんぞり返って席についていた。
茶髪だし。ガラ悪いな…
この学校は進学校で結構厳しくて髪を
染めるだけでものすごく怒られるため
茶髪なんて学年に2人くらいしかいない。
ん、茶髪………………
あ!この人が杉田翔って人かなぁ…
席が斜め前とかイヤだな~
怖い……
『ここが、俺の席か~!ねぇゆり、ヒマ~』
後ろからチョンチョンとつついてくる
裕己斗はあんなに冷たく言われたのに
元気である……
