
永遠というウソ
第5章 彼の秘密…
『でもさ、杉田君モテるんだから
ここで弾いてたら注目の的だよ?w』
茶髪で、よく見たら
ピアスはついてないけど穴が開いてるし。
ちょっとチャラいけど
ホントにカッコいい…
『ここの通りはあまり
うちの学校の生徒通らないから平気。』
確かに、良く見ると
あまり通ってない…
でも、逆ナンとかありそうだけどな…
ふと、杉田君の向こう側を見ると
本が何冊か置いてあった。
『それ、何の本?』
『あ、これは…。な、なんでもない。』
なんか焦ってるけど…ww
『なんで焦ってるの?www』
チラッと本の表紙が見えた。
ー弁護士についてー
『弁護士になりたいの?』
『ま、まぁな…w』
そう言って、少し恥ずかしそうに
笑う杉田君の横顔がキレイだった。
『でも、俺みたいなやつが
弁護士って似合わないよな…』
『そんなことないよ!頑張って♪』
『あ、ありがとな。』
さっきから杉田君は
少し照れたように笑う。
なんか、見た目と違って可愛いな♪
『じゃ、また聴きに来るね♪』
バイバイ。と彼に告げて
私は自宅に帰った。
