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泣き虫.

第1章 命日





「ばっかじゃねーの、」


後ろから聞こえた。
低い声。


聞いたことがない声。



「死んだらシャレになんねぇだろ、」


大声で少し怒鳴り、

男は、私をお姫様抱っこをし、ドアの近くまで行って降ろした。




「…うっ…ぐ…」


なんで。




__なんで死なせてくんないの…?


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