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泣き虫.

第1章 命日





「…」


「…辛いか、分かる。見てたから。


止めれなかったけど、



見てた…。」



下を俯いて、少しためらうように話した。

見てるだけの奴が、一番嫌い。
知ったかぶりの奴なんて知らない。
関わりたくない。


「…っ、帰って…




今すぐ帰って…!!!」




こぶしを握って、叫んだ。


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