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ホストに恋

第22章 22


「勇作…俺、父さん死んでから、病気の母さんと高校生の妹と暮らしているんだ。
母さん入退院繰り返してて、お金かかるし妹も大学くらい行かせてあげたいと思うし、家のことも俺がしてるんだ。だから今の仕事も辞めれないしここで暮らしたいけどできない」

大粒の涙が流れた

「太一…」

ぎゅ…ぎゅっ

「辞めろなんて言ってごめんな…」

「勇作…勇作っ」

「なぁ…太一…お前、だから料理とかうまいんだな。 つか、母親どこ悪いんだ?」

「心臓…」

「いい医者紹介してやる」

「勇作…」

「お前の母親なら、俺にも大切な人だ!!そんくらいさせろ!!」

「勇作…ありがとう…ありがとう」

「一緒に暮らせないのわ残念だけどさ、毎日顔だすことくらいわできるだろ?」

「うん!!毎日くるよ!!勇作に会いに」

「お前、可愛いすぎだわ。誰にも渡さねーし触れさせねぇ」

「大丈夫だよ、俺の体勇作にしか反応しないから。ほら…」

太一わ、勇作の手を自分の部分に運んだ

「お前、誘ってんの?」

「ち…違うけど…」

「っ…可愛いな」

「勇作っ…」

ぎゅっ

抱きつく太一

「やぱ、誘ってる」

「……うん。して欲しいもん…」

「はぁ…たまんね………優しくできねぇ…かもよ…」

「…勇作なら、いい…よ」

「お前なっ…」

バサッ

それから…一日中太一を抱きまくった

太一わ、さすがにぐったりと意識を失い…瀬戸の隣で脱力状態…
…可愛いな…

……大切にしねぇとな
…泣かせないからな

…太一…


…愛してる


…ピンポーン



…ガチャ


「拓哉…」

「退院したって…」

「あぁ…」

「良かった。」

「入れよ」

「……ん」

「…大丈夫だよ、何もしねぇよ」

笑う瀬戸

「お邪魔します」

入ると…いきなり瀬戸が土下座した

「拓哉…悪かった…ほんとに悪かった…」
「瀬戸…」

「殴れよ!!」

「瀬戸」

胸ぐらを掴む拓哉…そして…

……ぎゅ

瀬戸を抱きしめた

「拓哉…?」

「謝ってくれて良かった。瀬戸わ俺の大切な友達だから、ずっと」

「拓哉…っ…ありがと…っ…」

瀬戸が…泣いていた

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