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瀬戸わ隣で眠る太一の髪を撫でながらおでこにキスをする

…可愛い寝顔、
そこいらの女より綺麗だな…
俺のもんだからな…ぜって誰にも触れさせねぇし

「あ…勇作…おはよ…」

「大丈夫か……？」

「少し…疲れた。でも大丈夫。勇作に抱かれてるの好きだから」
「お前可愛いな」

「勇作にだけだよ。俺、他の人、ほんとダメ…受け付けない。」
「太一、たまんね、また抱きたくなってきた」

「勇作…俺帰らなきゃ。ご飯の支度しなきゃいけない…」

起き上がる太一

「痛いっ!!」

腰を押さえる太一

ベッドから降り着替える太一

「ほんと大丈夫か？」

「うん…」

ふらつきながら部屋から出てく

「じゃ行くね。」

瀬戸が飛び起き着替えて太一を追う

「太一～っ」

「勇作。」

「送るよ」

「え!!いいの？ありがと、嬉しい」

瀬戸の腕に掴まる。

可愛いな…まったく

瀬戸が太一の腰に手を回し歩き出した

幸せそうな太一の顔が頭に焼き付いた

「ここだよ、俺んち!!」

「きったねぇ…こんなとこ人住めんの？」
「勇作の家と比べるな。」

「小屋だな、小屋」

「いいから、上がってってよ」

瀬戸を引っ張る

「やめとくよ。」

無理やり玄関に押し込まれた

「ただいま!!」

「お兄ちゃん、お帰り。」

妹か。

「こ…こんにちは。」
妹が瀬戸を見て、少し引く

「あ…瀬戸 勇作です。お邪魔します」

「今からご飯作るから勇作も食べてって」
狭い部屋に座らせられた

「瀬戸さん、母のこと、ありがとうございます。兄から瀬戸さんが母にいい先生紹介してもらったって聞いて一度お礼を言いたかったんです。会えて良かったです」

「あ…んなこと、礼なんか、いらねーし。」

「母も、凄く感謝してました。」

「そ。なら、良かった、早く良くなるといいな」

「はいっ」

妹が、お礼を言うと背を向け、何やら本を読みだした

「なんの本？」

「あ、これですか?保育士の資格の本です。できたらなりたいなって、」

「へぇ」

瀬戸わ、あらためて部屋中を見回した

何一つ豪華なもんなんてないな……うちとわ偉い違いだな…と