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「拓哉…」

亜衣の家にあがる

「一人？」

「うん‥今日わ二人で温泉に行ってて、私もこれから向かうとこだったの。拓哉も一緒に行こ」

「俺わ…いい」


「拓哉…？」

「話しておきたいことあるんだ。」

「わかった。」


「亜衣……俺…昨日……ホテルに泊まった…」

「拓哉…？」

「朝まで……ずっと……一緒にいた」

「…私たち結婚するんだよね？」


「白紙に戻したい」

「それって……解消するってこと？」

「すまない……」

「拓哉…………」

「責任わ全部俺にある……」


「…私のこと嫌いになった？」


「違うよ…!!亜衣と結婚したいって思ったのわ本心からだよ、だけど…会ったら…アイツに会ったら…何かが俺の中で崩れて行く音がして…気付いたら……」


「そう…」

「すまない…許してくれ。」


「拓哉わ、その人が好き？」

「うん‥愛してる」

「無理だよ…拓哉……………」

「え!?」


亜衣の顔に笑みが浮かぶ


「私…………ね、赤ちゃんができたの……………あなたと私の赤ちゃん…