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ホストに恋

第29章 29


「ただいま」

翔太がマンションに帰ってきた

「翔太!!お帰り」


リビングに…男が座っていた


「翔太…紹介するわね…」


恭介が立ち上がる


「翔太くん、はじめまして、僕北島です。お姉さんとお付き合いさせてもらってます」

「どうも」


「翔太…座って」


「いつ知り合ったの?」


「翔太…実わ、前に恋人だったの。」

「前?」


「えぇ…」

「あん時か……」

「………」


「でも、こいつアネキの前から消えたんだろ…あんなことあったのに…こいつわ逃げたんだろ!!」

「翔太…こいつなんて言わないで…あの時わ、誰でもそうするよ…私あんなことになって……つらくて…」


「そんな時に、一緒に居るのが恋人だろ?違うか?」

「翔太くん!!すまない…あの時わ、どうしても…燿子の顔見るのがつらくて…」

「今頃になって…突然現れて…なんなんだよ…」


「燿子と結婚するつもりだ。」

「…あねき…ほんとかよ。」

「えぇ。」


「わかった。すればいいよ。」

翔太が立ち上がり部屋を出ていく



「翔太!!」


「アネキ…アイツの目…どうしても信じられないんだ…何か知んねーけど…くすんでる……」

「翔太…」


「でも、アネキが幸せなら…俺わそれでいいよ。」

「ありがとう」

「ぢゃ」


翔太が帰る


「嫌われたな俺」


「大丈夫よ…翔太わ、わかってくれるから。」

「燿子……足外せよ」


「恭介…っ」

寝室に燿子を抱きかかえ向かう





「ぢゃ…またくるね!!おやすみ燿子」

「おやすみ、恭介」

ガチャ


エレベーターを降り
車に乗り込む恭介

「もしもし…」


「はい…順調ですよ…」

「今から向かいます」

携帯を置き車を出す


「お疲れ。恭介…」


「あなたも悪い人だ……」

「騙される方も悪いんだ!!」

封筒を渡される恭介

現金が入っていた

「どうだ、そろそろ…いい味になってきただろ…味わいたいな……早く連れてこいよ…」

「わかりましたよ。ぢゃ、連絡します」

「ふっ…俺を敵に回したバツだ!!瑠衣!!」

ニヤリとするオーナー……

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